KBC Poker (Cherry Mini) 白軸化

気付いたら家に Cherry 軸搭載のミニキーボード KBC Poker が4枚もあったので、1枚白軸化してみました。


概要

KBC Poker とは Cherry 軸を搭載した HHKB ライクなメカニカルキーボードです。
日本では最近、Cherry Mini という名前で売られています。
8000円から9000円ぐらいで、HHKB (の Pro)と比べればはるかに安く、おすすめできるキーボードです。
KBC Poker は、軸の違う4種類があり、茶軸版、黒軸版、青軸版、赤軸版があります。


ただ、Cherry 軸は、白軸や灰軸、緑軸等、もっと多くの種類があります。
その中で白軸は、軸だけ簡単に手に入るので、買って植えかえてみました。
# 日本では白軸と言われていますが、海外では Clear みたいです。


画像

植えかえた後の画像が以下です。2枚持っていた赤軸版の KBC Poker 1枚に犠牲になってもらいました。

白軸を載せたキーボードを触った事なかったので、今回入れ替えたキーボードではじめて触りました。
感触は好きです。赤軸や茶軸と比べてはるかに軸の中のバネが強いので、反発力がそれなりにあります。


赤軸や黒軸のようなリニアな感触ではなく、青軸のようなクリック音はなく、茶軸に近い感じです。
ただし、茶軸よりかなり重いです。
茶軸の感触は好きだが、軽すぎてちょっと…という人に良いかもしれません。

まとめ

軸だけを単体で買った場合、キーボードの軸を入れ替える際に、軸自体を分解してダイオードを移植しなければならないのですが、KBC Poker ではダイオードが基板側についているようで、買った軸をそのまま何も考えずに植えかえられます。
軸の取り外しは、今回の場合、軸1つにつき2箇所のはんだを吸い取る必要があります。
はんだの吸い取りは、Twitter で教えてもらったのですが、はんだシュッ太郎という器具を使えばかなり楽に行えます。
かかった時間は、はんだの吸い取り、軸の入れ替え、はんだづけを全てのキーで、およそ2時間ほどでした。


白軸自体は Mouser から買いました。軸1個につきだいたい70円ぐらいでした。
7000円以上の購入で送料が無料となるので、Poker 2枚分の130個ぐらい買いました。


Cherry 軸の入れ替えはちょっと根気が必要ですが、作業自体は単純作業なので簡単です。
赤軸が好き等と好みの軸があって、手元に Cherry 軸を載せたキーボードがあるならやってみると楽しいかもです。
# 自分は手元の KINESIS コンタードキーボードを赤軸に入れ替えて使ってます。快適ですw


おまけ

KBC Poker にはキートップが ABS 樹脂版と PBT 樹脂版があります。
PBT 樹脂版の方が値段が高く、キートップがはるかに綺麗です。
ちなみに、Cherry Mini は ABS 樹脂版です。

両方の画像で上が ABS 版、下が PBT 版です。なお、上の ABS の KBC Poker は白軸に入れ替えたやつです。見た目上は分からないですねw
PBT 版は、Yahoo チャイナモールで買えます。


そんなこんなで。

追記


キートップを引き抜くだけの動画をとりました。ニコニコです。音声なしです。



更新時刻

  • 2011/20/19/21:45