独習XML

独習XML2章を読んでのメモを少し.


前半は,普通のHTMLと被る部分が多かったかな?

要素(タグ)や属性の名前の付け方の規則.
  • 先頭文字は,_(アンダースコア)もしくは,普通の文字(アルファベットや日本語の文字).
  • 2文字目以降は,普通の文字,数字,ハイフン(-),アンダースコア(_),ピリオド(.)を使用可能.

コロン(:)は名前の先頭で中でも使用できるが,名前空間で使用する文字なので,
名前の文字として使用すべきではない.

コメント

まあ,HTMLのそれといっしょ.

<!-- コメント文 -->

コメントの中にハイフンを2個続けて書くことはできない.

XMLのプロローグ

処理命令
<?で始まり?>までのタグで記述したもの.
<!-- XML宣言 -->
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>

<!-- 処理命令 -->
<?処理命令のターゲット 処理のパラメータ ?>

XML宣言は一般的に3種類のパラメータを記述できる.

  • version
  • encoding
  • standalone



  • 処理命令のターゲット
    その処理命令を実行するプログラムを識別するために使用.
  • 処理命令のパラメータ
    プログラムに渡されるパラメータ.
CDATAセクション

これを使うと,一定の範囲を文字列データ(character Data)として書くことができるようになる.
つまり,CDATAセクションの中の文字列は,タグとはみなされない.

<!-- 雛形 -->
<![CDATA[文字列]]>

XMLのタグ

<!-- タグの形式 -->
<タグ名 属性リスト>要素の内容</タグ名>

<!-- タグは入れ子にできる -->
<タグ名1 属性リスト>
      テキスト要素
      <タグ名2>
            ほかの要素内容
      </タグ名2>
</タグ名1>

<!-- 空の要素 -->
<タグ名></タグ名>
<!-- これは次と同じ -->
<タグ名 />

要素内容の種類

ほかの要素(element) ほかのタグ付き要素
キャラクタデータ(CharData) 文字列データ(テキスト)
参照(Reference) &と;で囲まれたすでに定義されている文字や文字列などの参照
CDATAセクション(CDSect) <![CDATA[で始まり,]]>で終わる文字列.
処理命令(PI) <?で始まる処理命令.
コメント(Comment) コメント
属性
  • タグに属する追加情報.
  • 複数記述可能.
  • 属性値は,ダブルクオーテーションもしくは,アポストロフィーのいずれかで囲む.
  • 個々の属性定義は,空白で区切る.
<!-- 雛形 -->
<タグ名 属性名="属性値1" 属性名="属性値2"  ... >テキスト</タグ名>
あらかじめ定義されている属性
  • xml:space
    空白と改行の扱い方を指定する属性.指定できるのは以下の2つ.
    • default
      空白や改行を無視.
    • preserve
      空白,改行を無視せず,そのまま保存する.
  • xml:lang
    任意の要素の内容や属性値で使われている言語を指定するために使用.
参照

すでに定義されている文字や文字列などを「&」と「;」で囲まれた文字を使って参照することができる.