メモなどを少し

「ふつうのLinuxプログラミング Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道」の第2部までを読んでのメモを少し.


まっ,1回読んだだけじゃ完全に理解するなんて無理だろうから,
ペース良いんだし2回読もうじゃあないか.


manコマンド

1 ユーザコマンド
2 システムコール
3 ライブラリ関数
4 バイスファイルなど
5 ファイルフォーマット
6 ゲーム
7 規格など
8 システム管理者用コマンド

man [調べたいもの]のように呼び出すとセクション1から順に調べる.
man [セクション番号] [調べたいもの]のように呼び出すとそのセクションに限定して探索する.


Linuxディレクトリ構造

  • ディレクトリツリーの標準規格があり,FHSという.
  • /binは,ブートするときに必要なシステムの基本コマンドが置かれる.
  • /usr/binは,それ以外の一般ユーザ向けのコマンド.
  • /sbinは,ブート時にも必要な管理者用のコマンドが置かれる.
  • /libや/usr/libは,ディストリビューションが管理するディレクトリ.
  • パッケージシステムの外でインストールするライブラリなどは,/usr/local/libなどに置くべき.
  • /usr/srcは,システムで使っているコマンドのソース.
  • /usr/includeは,システムのヘッダファイル.
  • /usr/include/linux,/usr/include/asmにカーネルのヘッダファイル.
  • /usr/shareは,アーキテクチャに依存しない,複数のマシンで共有可能なファイルが置かれる(文章など).
  • /usr/share/manは,manページが置かれる.
    • この下に,man1,man2,man3,…と続く.末尾の番号がセクションに対応する.
    • その各セクションのディレクトリの中には,実際のmanページが「文章名.セクション」の形式で置かれる.
    • cpならば,/usr/share/man/man1/cp.1.gzipで圧縮され,cp.1.gzのような場合もある.
    • manページは,roffというテキスト形式で書かれる.
  • /usr/share/infoは,infoファイルが置かれる.
  • /usr/localは,/usrを鏡映ししたように並ぶ.違う点は,ファイルの管理者が各システムの管理者であること.
  • /usr/X11R6は,X Window Systemのルート.
  • /varは,頻繁に書き換えられるファイルが置かれる.
  • /var/spoolは,ユーザのメールやプリンタの入力が一時的に保存される.
  • /etcは,各マシン毎の設定ファイルが置かれる.
  • /devは,デバイスファイルが置かれる.

まだあるけど,メモとしてはこんなもんで十分か.


ハードリンクとシンボリックリンクの違い.