X Windowメモ その4

例によって一切検証していない.
あとでチェックしてみること.

フォント

X Widnow Systemでは,xtermなどの文字を扱うクライアントや
twmのウィンドウマネージャのタイトルバーのみで用いられる文字のフォントを
ユーザの好みに応じてカスタマイズできる.

文字表示の大きくなったxtermが起動するはず
xterm -fn 10x20 &

論理フォント名を指定して起動
xterm -fn '-adobe-times-bold-i-normal--24-240-75-75-p-128-iso8859-1' &

論理フォント名の構成要素

  • b&h-lucida-medium-r-nomal-sans-11-80-100-100-p-63-iso8859-1
要素名 意味 上記例
FOUNDRY フォントの作成者の名前 b&h
FAMILY_NAME フォントのファミリー名(商品名) lucida
WEIGHT_NAME フォントの重さ(太さ) medium
SLANT 傾き r
SETWIDTH_NAME フォントの幅 normal
ADD_STYLE_NAME フォントのスタイルの追加情報 sans
PIXEL_NAME ピクセルサイズ(ドットサイズ) 11
POINT_SIZE ポイントサイズ 80
RESOLUTION_X 水平方向の解像度(ドット/インチ) 100
RESOLUTION_Y 垂直方向の解像度(ドット/インチ) 100
SPACING 文字間隔 p
AVERAGE_WIDTH フォントの平均文字幅 63
CHARSET_REGISTRY フォントを登録した組織名(標準名) iso-8859
CHARSET_ENCODING フォントのエンコーディング 1

以上14個の要素.
WEIGHT_NAMEは,boldやmediumなどを指定.
SLANTは,r(Roman),i(Italic),o(Oblique,Romanを少し傾かせたもの)などを指定.
SETWIDTH_NAMEは,normal,semicondensed(幅が狭い)などを指定
SPACINGは,p(Propotional,可変),m(Monospace,一定),c(CharCell,一定でかつ各フォントが一定の枠の中に収まる)を指定
これら全ての要素を指定する必要はなく,省略してもよい.
その場合,省略された部分は,-(ハイフン)が2つになっている.

フォント選択/表示
フォントの情報を得るクライアント

  • xlsfonts
  • xfd
  • xfontsel

なお,フォント名の指定には,*と?のワイルドカートが使える.

xlsfonts

Xサーバで利用可能なフォント名を一覧表示する.

  • l, -ll, -lllとつけることでより詳しく表示する.
xfd

指定したフォントを文字コードの順番で画面に表示する.

  • fnにつづいて表示したいフォントを指定する.
xfd -fn '-adobe-courier-...-iso8859-1' &
xfontsel

論理フォント名と実際のフォントの形を同時に調べるためもの.

  • patternで実際の論理フォント名を指定する.

font.alias
長い論理フォント名に別の名前をつけるためのファイル.

新しいフォントの追加

/usr/local/lib/X11/fonts/misc/というディレクトリがフォントパスに登録されている.
そして,そこにmyfont.pcfを追加する.

% cp myfont.pcf /usr/local/lib/X11/fonts/misc/
% mkdontdir /usr/local/lib/X11/misc/
% xset fp rehash