emacs 24 と apel と old-style-backquote

Emacs 24 を最新(6/26 ぐらい)へと上げたところ、apel が make 時にエラーとなるようになりました。
エラーとなっている部分は、今まで、old-style-backquote と出ていた部分です。
bzr log で Emacs 24 の変更を眺めてみたところ、どうやら、以下の2つの変更の結果のようです。

  • 6/18 100617: Phase out old-style backquotes.
  • 6/16 100605: Phase out old-style backquotes a bit more.

おそらく、phase out (廃止) とあるので、old-style-backquote があった場合エラーとなるようなったみたいです。
# コードまで深く追って確認したわけではありませんが、おそらくそうでしょう(と思ってます)。



ddskk が apel に依存しており、「apel が使えない = skk が使えない」なので、これはちょっと困るので、
apel で old-style-backquote となっていた部分を手動で編集し、直してみました。

上記 URL、launchpad の bzr リポジトリに編集した apel のソースと、元(apel 10.8)との差分(patch)ファイルを置いておきました。
bzr branch lp:~khiker/+junk/apel-custom 等として、取得して下さい。


ただ、この変更は手動で grep をかけて isearch で調べ、手で修正し、結果を確認〜という非常に泥臭い?方法で編集したので、
編集漏れがあるやもれません。あらかじめご了承下さい。
# コンパイルが通り、ddskk と連携できる(辞書サーバと連携して漢字変換ができる)事は確認してあります。


この先ちょっとの間は、Emacs 24 で古くからある elisp を使う場合、まず old-style-backquote を直さなければ動かない!なんていう自体が発生するやもしれません…。

追記

flim についてもいじったのを置いておきました。

ただ、自分は、flim を今使ってないので、実際の elisp で問題ないかは試してません。
make check の結果が、emacs23 でやった場合と同じ、2 failure 4 error になる事のみ確認してます。

さらに追記

現在の HEAD だと、また old-style-backquote は、エラーにならず警告だけになったようです。
よって、上のコードは old-style-backquote と出るのが気になる人以外は、必要なくなったと思います。
何にせよよかったよかった。

更新時刻

  • 2010/06/27/17:09
  • 2010/07/03/14:52
  • 2010/07/11/23:23