Qwerty US キーボードを Dvorak 配列に変換する USB デバイス QIDO を買った

geekhack を見ていたところ、QIDO という、Qwerty - Dvorak USB コンバータをみつけたので買ってみました。
1個 $89 で、送料は、$20 ほどでした。

画像


画像は、以下です。見た目何ら変哲の無い USB デバイスです。
下の方の写真のように Qwerty US (英字)配列のキーボードと挿す事で Qwerty 配列の出力を Dvorak 配列に変換して渡します。
つまり、Qwerty 配列のキーボードで、ソフトウェアの設定なしに Dvorak 配列が使えます。

雑感

色々と試してみての雑感は、以下です。

  • 遅延はまったく気にならない。普通に使える。
  • ただし、全ての USB キーボードで使えるというわけではなく、キーボードを選ぶ。

前者の遅延ですが、自分は Dvorak 配列をタッチタイプで打てはしますが非常に遅いです。
なので、開発環境勉強会に行った際にネイティブの Dvorak 使いの方に会ったので、気にならないか試してもらいました。
その結果、「問題ない。全く気にならない」という旨の感想を頂けたので十分に使いものになると言えると思います。


後者の「キーボードを選ぶ」が問題です。試したところ、HHK Pro 2 では動作しませんでした。
どういう条件ならば駄目という因果関係がよくわからないです。現在動作確認をしたキーボードは、以下にまとめてあります。
# 試して欲しいキーボードがあれば、持っていれば試します。

だいたいの英字配列のキーボードで動作するようですが、一部動作しないキーボードがあるようです。

まとめ


Dvorak 配列の実現というと、ソフトウェアで行う事が非常に多いと思いますがハードウェアで実現する事で以下の利点が得られます。

  • ソフトウェアでは何も設定する必要がない(Admin や root 権限不要!)
  • BIOS 画面や Live CD、 Login 画面上等あらゆる場所で Dvorak 配列が使える
  • QIDO を介して実現した Dvorak 配列のキーボードと Qwerty 配列のキーボードを PC にさす事で、QwertyDvorak 両方を同時に使える
    # Dvorak 配列を練習する際に最適

Dvorak 配列に変更できるキーボードとしては、KINESIS のコンタードキーボードや Typematrix 等いくつかありますが、
QIDO を使う事で使い慣れたキーボードをそのまま Dvorak 配列にできます。
# もちろん Qwerty US 配列でなければならず、一部のキーボードでは動作しないという制約はありますが。


$89 と少々高いですが、Dvorak 配列をメインで使っている人、Dvorak 配列に手を出してみたい人に十分おすすめできるデバイスだと思います。
また、Dvorak だけでなく、Dvorak-Qwerty、Single Handed left、Single Handed right もサポートしているようなので(まともに試してないです。すみません)、
そっちの配列に興味ある人やそっちの配列を使っている人にもおすすめです。

更新時刻

  • 2011/08/09/01:35